何か新しいことを始める時って、
「期待」と共に得体のしれない「恐怖」を感じますよね。「期待」は、これから起こす行動に対し
アクセルを踏むことになるので良いのですが…
反対に「恐怖」はこれからの行動に対し
ブレーキをかけ止めてしまう事になるので
早めに取り除いておいた方が良いですよね。ということで今回は
これから、独立・起業など、人生の
”新たな挑戦をするあなた”に対し
ブレーキをかける「恐怖の乗り越え方」
についてお伝えしていきます。
本記事は、
- これから起業してビジネスを始めたいけれど、失敗するのが怖くて中々踏み出せない
- アポを取ろうと思って予定は立てたが、断られるのが恐くてと中々連絡できない
- 仕事を辞め転職をしたいけど「食えなくなるかもしれない」恐怖で数年動けてない
このような悩みを解決する内容です。
人生の中で、重大な分岐点となる行動に対して、
「心のブレーキ」のようなものがかかって行動できずにいるなら
ぜひ最後までお読みいただき、そのブレーキを外していってくださいね(^^)
それでは、これから一歩踏み出したいという
あなたの素晴らしい向上心に、ブレーキをかける恐怖の正体を知り、
ガッツリと取り除いていきましょう。
なぜ、恐怖の感情が起こるのか?
そもそも、人はどんな場合に恐怖するのか?
「こわいなぁ」と思うシチュエーションというのは
一概に決まってなくて、人それぞれ、
恐怖する対象というのは異なるはずです。
ジェットコースターの急降下で「ギャーッ」と叫ぶ人もいれば、
反対に、「サイコ〜!ひゃっほーい!」と楽しめる人もいるし、
または、
心霊スポットの前で「ギャーギャー」と怖がる人もいれば、
真顔で、自分の家のように突入していくような”無心霊”な方もいます。
なぜ、このように同じ対象物に対しても、
恐怖の感じ方に個人差が生じてしまうのかというのは
「恐怖」と呼ばれるものの大半は、
自分自身の心が作り出した幻想だからです。
これまでに経験したことや、
他人から刷り込まれた何らかの過去の記憶に基づいて、
ジェットコースターだったり、心霊スポットという
その恐怖の対象についての固定概念を持っているからなんですね。
恐怖の実態いうのは、記憶が作り出した目に見えないものであり、
恐怖の本質は、押し入れの中のオバケのようなものです。
なんとなく自分の想像の世界がふくらんだ結果、こわいなぁって思いますよね。
あなたの親や友達など身近な人からの刷り込みで、あなたの頭の中に
「オバケ = 恐怖」という記憶が定着してしまっているから。
わかってきたのではないかと思います。
どうすれば取り除くことができるのか?
外側から客観視してよくよく考えてみて下さい。
起きたら本当にブルっちゃうのか、命に関わるかどうかを確認してみましょう。
すなわちバッチバチの鎖で縛りあげていただけで、実は大したことなかったりします。
心のトレーニングも行っているそうで、命に関わることすらも恐怖を感じないそうです。
恐怖の乗り越え方
かなり再現性のある、恐怖を取り除くためのワークの具体的なステップになります。
- なにに恐怖を持っているのかを書き出す
- 最悪な状況のシナリオを想像してみる
- その最悪な状況が起きたとき自分がどうなるかを想像する
- そのことから何を学べるのか
- 実は解決策があることを学べるので安心して行動できる
① なにに恐怖を持っているのかを書き出す
あなた自身が、何に対してどんな恐怖を持っているのかを思い出して、
最低でも5個以上(5~30個)思いつく限り書きだしてください。
(たくさんあるはずなので、ココは多ければ多いほど良いです)
- 目立った行動をして周りから変な目で見られたらどうしよう…
- 経済的に不安定になったらどうしよう…
- ビジネスで稼げなかったらどうしよう…
- 両親が老衰して動けなくなったらどうしよう…
- ナンパして断られたらどうしよう…
- つまらない話だと思われたらどうしよう…
- 周りから嫌われたらどうしよう…
- 周りからバカにされたらどうしよう…
- 怒られたらされたらどうしよう…
- 信頼を失ったらどうしよう…
- 交友関係がこじれてしまったらどうしよう…
少し想像するだけでも、こういった事がいくつも出てくると思います。
しかし、これらはあなたの心が作り出した虚像なので、
実際に起こるかどうかもわからないということです。
むしろ起きない確率の方がはるかに高いはずです。
恐怖は全部、自分自身の妄想だということが分かるかと思います。
では、なぜ妄想してしまうのかというと、
日ごろテレビでドラマやニュースなどからネガティブな情報を脳に取り入れたり、
そう言った状況になってしまった誰かの体験を聞いたことがあるからです。
つまり、全てあなたの記憶が作り出しているということ。
なので、その記憶が映し出しているだけの想像世界を、
他人の視点で客観視して恐怖の正体を確かめてみましょう。
すると、多くの事は大した恐怖ではないことがわかります。
② 最悪な状況のシナリオを想像してみる
①の挙げたものの中からいくつか選んで、その恐怖することが起こった時に
考えられる最低最悪な状況、どうしようもないような状況のシナリオを想像してみて下さい。
例えば、日ごろの「夫婦喧嘩」を沢山見せられた子供がトラウマになって、
将来、結婚をしたくない考えるようになり、その子供が歳を取ったら孤独死をしてしまうとか。
多額の借金が奥さんにバレて、奥さんは子供を連れて家をでていき、会社もクビになり
借金取りに追われ、毎日のように家に取り立てが来るようになるとか。
とにかく自分が「こわいなあ」と恐怖することから、
連想される最悪な状況を思い浮かべてみて下さい。
そしてその際に考えなければならないのが、恐怖を生み出しているのは誰なのか?ということ。
自分は誰に対して恐怖をいだいているのかという「謎の人物」を洗い出します。
「奥さん」でも「子供」でも「借金取り」でもないはずです。
この3人は、あなたの命を狙いにきますか?
このことを考えることによって「恐怖の根源」が自分の
心の中にあることが、より深く理解できると思います。
③ その最悪な状況が起きたとき自分がどうなるかを想像する
②で思い浮かべた状況が起こった時、自分の身に何が起こるのかを想像してみます
例えば、
隠していた借金が奥さんにばれて逃げられたら自分はどうなるか?
借金取りが毎日家に来るようになった時に、自分はどうなるか?
こういった事を、リアルにイメージしてみて下さい。
そのとき、ハッキリと分かることがあり、それは
死の恐怖を想像しない限り、あなたは「生きている」ということ。
日頃思い浮かべる大半の恐怖は、死に直結しないものであるはずです。
「命」があれば、人生どのようにでも復活できます。
④ そのことから何を学べるのか
③で思い浮かべた、その最悪な状況から自分は一体何を学べるのかを考えます。
借金を隠していたせいで奥さんが逃げていくのであれば、
「二度とウソをつかない」ということが学べますし、
言い換えると、「正直に生きよう」と思えますよね。
その恐怖から学べる事というのが、必ず存在するのです。
⑤ 恐怖には解決策があることを脳が覚え安心して行動できる
①~④で、恐怖の根源を突き止め、解決策まで出てきたかと思います。
こういった思考をしているうちに、あなたの脳には、
「恐怖は自分が作った虚像であり、解決策があるから乗り越えられる」
というデータが刻み込まれます。
このように、押し入れを開けて明かりをつけ、押し入れの中には
オバケがいないという事を確認するのです。
そしたら、オバケがいないことを学べますよね。
このように形式だてて恐怖に対して向き合っていけば、
なにも怖くないと思えるようになると思いませんか?
僕自身このワークをやる前は「何かをやってみよう」というとき、
心のブレーキがものすごく邪魔をして中々チャレンジできなかったのですが
このワークを意識して日々やるようになってからは、
何にでも「よし、やってみよう、自分なら大丈夫!」
と、前向きに行動ができるようになりました。
ちょっと、面倒くさそうだしあまりこんなのやりたくないな~と思うかもしれませんが、
恐怖というのは、あなたの成功を妨げている一番大きな要素なので、
本来、少しでも早く取り除いておくべきなのです。
よくよく考えたら、実際には恐怖というのは大したことない感情だということを、
約5分で出来るこのワークを通して、ぜひあなたにも実感して欲しいと思います。
どんな分野であれ「成功」を目指しているのであればぜひやって下さいね。
まとめ
- こうなったら嫌だと思うことや、恐怖の正体は、”過去の記憶から生まれた虚像”
- 恐怖の根源を見つければ、本当は大したことなんだなという事を心から実感する
- 自分が作り出した恐怖を乗り越えれば、どんなことにでもチャレンジできる