人が緊張せずにいられる物理的または精神的に限定された範囲。
慣れ親しんだ物理的・情報的な範囲。
それぞれの人にとって、心地よいと感じられる 領域であるコンフォートゾーンは、自己イメージ によって決められています。
自己イメージはその人にとって重要なものの集まりですので、コン フォートゾーンも自分にとっての重要なものの集まりによってできています。
人間は、コンフォートゾーンの中にいれば無意識にとって快適なので、それを維持しようとします。
人は、自然とコンフォートゾーンの中で思考し、行動しているのです。
もし、コンフォートゾー ンの外側に出てしまうと、コンフォートゾーンに 戻ろうと無意識が働きます。
コンフォートゾーン を維持したり、コンフォートゾーンの外側に出た 時に戻ろうとする力が働いたりするのは、ホメオスタシスの機能によるものです。
コンフォートゾーンの外側にいると、記憶の入出力が妨げられ、肉体的な緊張も生まれます。
その結果、コンフォートゾーンの外側では、パフォー マンスが大きく下がることになります。
スポーツ においてホームに比べてアウェイで力が発揮できないのは、アウェイがコンフォートゾーンの外側 だからです。
こうしたコンフォートゾーンによる作用は、セルフレギュレーション(自己調整機能)として働き、可能性を制約することに繋がります。
そのため、 パフォーマンスを高めるためには、コンブォート ゾーンを高める必要があります。
ここで、コンフォートゾーンの範囲は自己イメージが決めますので、自己イメージを高める必要があるということです。
パフォーマンスを決める自己イメージとしては、エフィカシー(自己のゴールに対する達成能力の自己評価)が大きく関係しています。そのため、パフォーマンスを高めるためには、エフィカシーを高める必要があります。