ひとつのものごとに注目すると、他のものごとが 認識できなくなる作用。
何かに集中している時、それ以外のものが視界 に入らなかったり、剛こえてこなかったりするこ とがあると思います。
その何かに集中している状態をロックオンといいます。
そして、それ以外の情報を知覚できなくなっている状態をロックアウトといいます。
何かにロックオンすることは、何かを成し遂げるためには必要なことです。
例えば、レポートを 仕上げる時は、レポートを書くことに集中していなければ、レポートを仕上げることができません。
しかしながら、多くの場合、ロックオンしている 対象は、他人から受けた指示や他人にとって重要なものであることが大半です。
そのような他人からの条件づけがされると、 私たちは他人に言われるままの狭い世界を生きることになります。
ロックオン&ロックアウトはマインドの機能ですので、 それ自体が悪いことではなく、何にロックオンしているのか、 どうしてそれにロックオンするようになったのかの方が重要です。
ロックオンする対象は、自分で決めていくことが大切です。
街を歩いていても、テレビを見ていても、新聞を見ていても、雑誌を眺めていても、 そこには「ここにロックオンすると良いことがあるよ」 という情報に溢れています。
それに無自覚に従ってしまうと、私たちは 他人の人生を生きるようになり いつのまにか自分にとって本当に重要なものもわからなくなってしまいます。
何にロックオンするのかは、自分が設定するゴールによってコントロールするのです。