網様体賦活系。 RAS = (Reticular Activating System)
脳の活性化ネットワークのことで、五感から 入ってくる大量の情報の中から、どの情報を認識するかを決定するフィルターのようなものです。
私たちは目の前の世界が全て見えているように感じていますが、実際には人間が五感を通じて認識できている情報は非常に限定的なものです。
それは、RASによって梢報の取捨選択が無意識に行 われているからです。
RASは自分にとって重要な憎報だけを選択的 に認識するように働きます。
重要な情報とその他 の情報をふるいにかけて認識させているのです。
その結果、私たちの目の前の世界は脳が重要だと判断した情報のみで成り立っています。
重要では ないと判断された情報は認識できずスコトーマとな ります。
これがスコトーマのできる珊由です。
つまり、RASとスコトーマは相反関係にあるという訳です。
ゴールを設定することによって、自分にとって 重要なものを変えることができ、RASを通す惰報を変えることができます。
現状からかけ離れた大 きなゴールを設定することによって、知覚範囲が 大きく広がり、いままで気づかなかった可能性や リソースに気づくことができます。
RASを有効に働かせるためには、自分の責任範囲だと認識していること(アカウンタビリティ) も必要となります。
新たなゴールを設定しても、 或いは誰かにゴールを与えられても、自分の責任の範囲外だと無意識に捉えているものに対してRASは有効に働かず、いままでのスコトーマは、これからもスコトーマのままになります。
私たちの新たな可能性は、常にいまは認識できていない範囲(スコトーマ)に隠れています。
新たなゴールを設定してRASに新しい重要なものを与えることが、目の前の世界を変え、新しい人生を手に入れるために必要なことなのです。