認識の盲点。
認識できていないものをスコトーマといいます。
スコトーマとは、もともと眼科の用語です。
私たちの眼の構造は、眼球の奥に網膜があり、その網膜上にあたった光を視細胞が電気信号に変換して脳に送っています。
その視細胞から脳に電気信号を送る視神経を束ねた網膜の部分には視細胞がないため、物理的に見えない小さい穴のような場所が できています。
しかし、目の前の世界に小さい穴 が空いて見えないのは、脳が上手に補正してくれているからです。
そのような物理的な盲点だけで なく、心理的・認知的に見えない情報も物理的な 盲点と同じような意味を持つので、認識していない情報全てを指してスコトーマと呼びます。
私たちは目の前にある全てのものが見えている と感じていますが、実際には認識できているのは 全体のごく一部に過ぎません
何かにロックオン しているためにロックアウトされてスコトーマに なっている情報が必ずあります。
私たちの新しい可能性、新しい方法、新しい ゴールは、このスコトーマの中に隠れているのです。
スコトーマは見えないから悪いというものではなく、 スコトーマがあるからこそ、その中に可能性があるともいえます。
スコトーマの存在は、無限の可能性 の異返しです。
そのため、「自分にはスコトーマが ある」ということに自覚的であることが、自分の 可能性を引き出していくための第一歩となります。