自己対話

多くの人が隠れた才能を発揮するために

自分の行動パターンを変えたいと思っています。

そして、常に努力しています。

 

変化を起こすための鍵は、あなたの信じる心の仕組みにあります。

考え方・信念・自己イメージを変えることにより初めて行動が変わります。

 

自己イメージを変えてみてそれからどんなことが起こるかによく注意してください。

変われば自然と行動にも変化が現れてくるものです。

 

つまり私たちが求めているのは

自動操縦装置を備えたボートのようになることで

この自動操縦装置がここで言う自己イメージのことです。

 

われ思う故に我あり

ということわざは大変重要な意味を持っています。

 

 

これは人間の、心の問題であり心で思っていることが態度に現れるということです。

このことわざは人間の行動パターンに関する重要な基礎を示しています。

 

人は誰でも自分で考えている通り

すなわち自分が信じている通りの人間として行動しているのです。

 

では、自分を変えたい。より成長したい。改善したい。

そんな時にはどうすれば良いでしょう?

 

意識しないでも自然に行動ができるようになるにはどうしたらよいでしょう?

 

そのためにはまず自己対話をうまくコントロールすることが必要です。

いい自己対話には二つのパターンがあると考えられます。

 

2種類の自己対話

良いことが起こった時

「これは私らしい」と自分自身に説明する肯定的な自己対話です。

②悪いことが起こった時

「反対に私らしくない」と自分に言い聞かせる否定的な自己対話です。

 

人は常に自己対話をしている

人は、望むと望まざると、関係なく無意識に自己対話をしています。

しかも、常にです。

その数たるや、1日あたり40000〜60000回とも言われています。

 

その自己対話の内容が、自我を形成していきます。

つまり、自己対話に支配されているといっても過言ではないわけです。

 

自己対話を始めると自分自身に様々なことを語りかけます。

ここでは上に挙げた2種類の自己対話について、更に深堀りしていきます。

 

否定的な自己対話

否定的な自己対話について考えてみましょう。

 

「いつも負け犬で何をしてもうまくいかない」

悪運につきまとわれ、先行きが真っ暗だと考えている人の場合です。

 

何もかもうまくいかないと思い込んでいると

そんな思いが知らず知らずに強いのに現れた人に接する態度にも出てくるので

人はあなたの言うことに耳を傾けなくなるようになります。

人が何もかもうまくやれないのはただ自分でそう思い込んでいるからなのです。

 

そんな人の自己対話はこうです

「またやってしまった」

「私は昔からいつもこうだった」

「何もかもうまくいかないんだ」

 

そして。

いつでも運が悪かった失敗ばかりで

誰も私を好いてくれない

という否定的な自己宣言に到達するのです。

 

 

自己宣言はよくない自己イメージをさらに確固たるものにすることになります。

 

人間の行動は自己イメージによって決まるという説が正しいとすれば

こうした自己イメージを持って職場や家庭あるいはその他でその反応が現れます。

 

そうなればあなたは自己対話の中でまた彼と自分自身に言うことになるのです。

 

自分は何もかもうまく行かない負け犬だと思ってる人が

ある日、何かで成功したとしましょう。

 

 

例えば何か良い事があったり、決して得ることができないと信じていた

商品の販売に成功したり、愛する人に好きだと告白されたとしましょう。

 

イメージには非常に強い影響力があります。

自分が今まで思っていたものとは違った情報が入り

あなたのイメージができると自己対話の形も全く違ったものになります。

 

 

でも、注意してください。

さもないと新しい自己対話は

 

「これはいつもの私じゃない」

「たまたま運が良かっただけだ」

「こんなことが続くはずがない」

 

といったものがでてきます。

 

人は、ここで自分もうまくやれるという考えを

「たまたま起きたラッキーだ」と

否定しがちになるのです。

 

 

人から認められた時にはそれを素直に受け入れることが必要です。

せっかくの成功も本人が否定すれば 自分自身のものとして身につけることができなくなります。

 

例えば、非常に否定的な自己イメージを持つ子供はいたとしましょう。

野球をしても人なんてとても打てないと思ってるような子供です。

あなたがそのうまくボールが打てるようにスイングを教えても

 

初めのうちは

「自分はのろまなんだからヒットを打つなんてとんでもない」

と思い込んでいるでしょう。

その後うまく導いてボールがバットに当たったら

「ほれ、見ろできるじゃないか」と言ってやるのです。

 

でも中には

「バットに当たるようにうまくボールを投げてくれたんじゃないか」

とばかげたことを言う子供もいます。

 

この子供のように、「何もかもうまくいかない」

と思い込んでいると、例え何かがうまく行った時で

もそれを信じようとしなくなります。

 

成功というものは、うまくいくだろうと信じることが

また次の成功へのより強い動機となり、連鎖を起こすのです。

心の底にあるイメージは非常に大切なものです。

もしこれが否定的なものならたとえ何かに成功した時でも

その成功を信じようとはしなくなります。

 

否定的な自己イメージをますます確固たるものとし、また負け犬になってしまうのです。

 

肯定的な自己対話

では次の話にしましょう今度は何をやってもうまくいく人たちの話です。

 

私の話を聞いてみると良いことはそのまま受け止めて、

自己宣言しているのがわかります。

 

彼らはそれは私の得意とするところで、

「そんなことは簡単だ」と

全てを自然に行っているのである

という風に常に成功の自己宣言をしています。

 

しかも彼らは常に良いことがあると信じており

非常に良い自己イメージを作り上げています。

 

本当に成功するのはこうした自己イメージのおかげなのです。

 

こうした人たちのやり方を教えとし、それを実行してください。

 

そのためには成功を受け入れる準備をしなければなりません。

何もかもうまくいかないと考えていては成功は望めません。

積極的に良い結果が得られるよう努力すれば成功は自ずとついてきます。

あなたの考え方と行動次第で成功の可能性を大きくすることができるのです。

 

成功は運に左右されるものではなく

また特定の人たちに生まれながらに与えられたものでもないのです。

 

何か良い事が起こったらそれを積極的な自己イメージに結びつけてください。

素敵な自己イメージを持つようになればそれがあなたの行動に現れ良い結果が得られます。

 

あなたの自己イメージを引き上げて、さらなる成功へと導き

良い循環のパターンを作り出すのです。

 

一方もし自分はできると信じてる人が失敗した時には何が起こるでしょう。

この人物の自己イメージも失敗によって変わると思いますか?

彼は自分の失敗を認めてはいません。

 

 

であれば、自分の自己宣言を認めており

 

「きっと何かがたまたまうまくいかなかっただけだ」

「こんなことは二度と起こさないぞ」

 

と、決して失敗を認めないのです。

 

 

強いスポーツチームや何かに秀でた人々を見てみると

彼らは失敗を全て拒否して常に自分たちの実力に確信を持っています。

 

試合に負けたり失敗を犯したりしても

あなたは次の試合で彼らと対戦する気にはならないでしょう。

 

負けたことを認めず次の試合にもベストコンディションで臨むからです。

彼らの自己対話は失敗を拒絶します。

そのうち「私らしくない」と言っているのです。

 

失敗を消して自分自身に同化吸収しません。

 

でも、これは彼らが失敗の原因を分析しないということではありません。

感情的に見下したり自己イメージを低くすることはないのです。

そうです自分を認めるということはとても大切なことなのです。

 

 

自己対話をコントロールしよう

あなたも個人的にまたは仕事について自分が成長したいと望む分野に希望を持ってください。

 

あなたの自己イメージにはまだまだ上げられます。

言い換えればあなたの快適ゾーンはまだあなたの望むレベルに到達していないのです。

 

ステージを高め、改善し、そして優れたレベルまで引き上げるよう努力してください。

自己対話を使えば、あなたの快適ゾーンを広げ、自己イメージを高めることができます。

 

物事が思い通りにいかない時、「またか」と考えるのをやめてください。

何の役にも立ちません。

 

そんなことを考える代わりに自分で努力して自己イメージを高めることを始めてください。

ここが大切なところです。

 

物事がうまくいかない時には

 

「私らしくもない」

「以前の私ならこんな失敗もしたかもしれないけれどこれからの私は違うんだ」

 

と思って頂きたいのです。

 

 

「あの時こうすべきだった」

「なんてヘマをしてしまったんだろう」と言った

今までの否定的な自己宣言を締め出すことができます。

 

すでにあった否定的な自己イメージを更に強いものにするだけです。

もし何かが起こっても

「これは私らしくない」と考えたとしたらどうでしょう。

 

例えば、大変怒りぽくて、職場などでいつも

誰かに怒りを投げつけている人がいるとします。

 

自己対話は、「私は生まれつきどうしようもない性格なんだ」と言っています。

否定的な自己対話を誇示する代わりに

「今の私はこうではない」と言ってみてください。

 

あなたに今後使っていただきたいフレーズがあります。

「次はこうしよう」です。

頭を使って自分が望んでいることを自分自身に語りかけ肯定的に自分を納得させるので、

怒りっぽい人の場合は今度は腹を立てないようにしようとなるわけです。

 

 

自分が成長したいと望む分野で、肯定的な自己イメージを活用し

否定的な自己対話を締め出してください。

 

フレーズが肯定的な自己イメージを感知し繰り返し使ううちにこれが習慣となります。

 

 

例えば路上に大きな岩のような障害物があるとします。

気にしていると無意識に引き寄せられて衝突することになりますが、

今度はこうしようという考え方を使えば、やりたいことが明確になり岩を避ける。

 

これが肯定的な自己宣言です。

 

すなわち職場やつきあいの上で自分がどんな態度を

するかによって、それを心の中に刷り込むことになるのです。

 

望まない状態を繰り返し考えるのをやめて、望むことを自分に言い聞かせるのです。

 

 

よくよく考えると簡単なことでしょう?

 

自分の能力を高め、自分にとって建設的で役に立つことをしたい時には

自分の態度やプライオリティをそちらの方向へ持って行ってください。

 

そして「これは私らしい」と自分に言い聞かせるのです。

 

自分の良い所を見つける

 

私は話をするのが大変うまく独創性も大いにある

私はこんなに有能な人間なんだ

と、良いところ自分自身に言い聞かせるのです。

 

自分の予算を心に刷り込み認めさせ肯定的な自己イメージを作り上げるのです。

自分に期待できる能力のレベルと快適ゾーンを高めることになります。

愛する優秀性や能力を更に高いものにするために自己対話を使ってください。

 

書き出した自己宣言も使ってください。

しかしいつも否定的な事故対応をしていては

肯定的な自己宣言がいくら目の前に書き出して行っても、

否定的な方向へと向かうことになります。

 

肯定的な自己宣言が片方の天秤に乗っていても

否定的な自己対話や不注意な自己宣言があっては役に立ちません。

 

自己対話を意識的に建設的で肯定的なものになるようコントロールすること。

自分に言い聞かせたことを自己宣言として書き留めることです。

 

能力を最大限まで発揮したいと真剣に考えている人には

この二つが最も重要なツールとなります。

才能を伸ばしたい分野でこの二つのことを実行してください。

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